浄化槽について
浄化槽って、どんなもの？
浄化槽は、下水道が整備されていない地域の各ご家庭に設置されている、汚水処理設備です。
生活の中で排出される汚れた水を浄化し、きれいな水にして放流する役割をもっています。
※伊東市では、浄化槽の地域が多くあります。
浄化槽の清掃は、なぜ必要なの？
汚水を浄化する工程の中で、処理しきれない浮遊物や汚泥などが必ず発生します。
これらがたまりすぎると、処理が不十分になったり、悪臭の原因になったりします。
トイレが流れなくなったり、浄化槽のマンホールから汚水があふれたりすることもあります。
そうなる前に、バキューム車で汚泥を槽外へ引き抜き、清掃する作業が必要となります。
※浄化槽は、年１回以上清掃しなければなりません（全ばっ気式は６か月に１回以上）。
浄化槽の保守点検って、何をするの？
- 浄化槽のいろいろな装置が正しく働いているかの点検
- 装置や機械の調整・修理
- スカムや汚泥の状況確認
- 通常実施される年1回の清掃以外に必要となる汚泥の引き抜きや清掃時期の判定
- 消毒剤の補充
といったことを行います。
浄化槽を良好な状態に保つには？
台所で…
- 使った油は、流しなどに流さず、ゴミと一緒に出す
- なべや皿のひどい汚れは紙でふいてから洗う
- 三角コーナーには細かいネットをかぶせる
洗濯で…
- 無りん洗剤を使う
- 洗剤はかならず適量をはかって使う
- 漂白剤は適量を使う
トイレで…
- 紙おむつ、衛生用品、たばこの吸殻を流さない
- トイレットペーパーを使う
- 塩酸等の薬品を使わない
浄化槽で…
- 殺虫剤は使わない
- ブロワの電源を絶対に切らない
- 浄化槽の上に、物置などのものを置かない
※一般社団人 全国浄化槽団体連合会 発行「合併処理浄化槽と上手につきあう方法」より転載許諾
- イラスト
- 「浄化槽の保守点検って、何をするの？」本文
- 「浄化槽を良好な状態に保つには？」本文
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